柳宗理デザインの「バタフライスツール」は、2016 年に60 周年を迎えました。1956 年第一回柳工業デザイン研究会展(松屋銀座)で発表されて以来、多くの人々を魅了し続けてきたこの椅子は、世界の家具史においてもアイコン的存在となり、ニューヨーク近代美術館(MoMA)やルーブル美術館など各地の美術館にも収蔵されています。

 「バタフライスツール」の印象的で軽やかなフォルムは、手遊びのように紙を折り曲げる中でうまれました。柳はこのかたちを実現させるため、仙台の産業工芸試験所で成形合板の研究をしていた乾三郎氏のもとを訪ねます。乾氏の協力で、当時の企業として日本で初めて成形合板を実用化した天童木工と研究・開発を行うことになり、約2年の試行錯誤を経て1956年の発表を迎えました。「デザインはひとりでするものではない」という柳の言葉に現れるように「バタフライスツール」はデザイナーとメーカーの協働によって完成したのです。

 本展では、発表当時のオリジナルを含む様々な「バタフライスツール」を展示し、その60 年の歩みを振り返るとともに、成形合板技術についてもご紹介いたします。


会期:2017年6月6日(火)-7月17日(月・祝)
休館日:月曜日 7月17日(月・祝)は開館
開館時間:9:30-17:00
入場無料
会場:金沢美術工芸大学 柳宗理記念デザイン研究所 展示資料室2
所在地:920-0902 石川県金沢市尾張町2-12-1
TEL:076-201-8003

【アクセス】

ふらっとバス:JR金沢駅兼六園口(東口)11番のりば・ふらっとバス「此花ルート」彦三緑地 下車徒歩5分

北鉄バス:JR金沢駅兼六園口(東口)3番のりば・城下まち金沢周遊バス右回り 橋場町(金城楼前)下車徒歩3分

広坂・21世紀美術館バス停・城下まち金沢周遊バス右回り 橋場町(金城楼向い)下車徒歩3分